仏事のあれこれ

  • 正蓮寺は何宗?

    正蓮寺は、親鸞聖人の教えを受け継ぐ「浄土真宗」の寺院です。
    浄土真宗の中には10の宗派があり、当院はその1つである「真宗 興正派」(しんしゅう こうしょうは)寺院になります。
    京都にある「興正寺」(京都市下京区堀川七条上ル)が、当院の本山になります。

  • 法事の日取りはいつがいいの?

    お亡くなりになられた方の命日に行うのが一番よいとされていますが、家族構成や働き方が多様化する中、命日に法事を行うのが難しいときもあるかと思います。そのときは、ご家族、ご親戚で話し合われ、皆さんが集まりやすい日取りで行うのがよいでしょう。
    世間では、命日よりも前に行うとよいが、引き延ばすのはよくないといった風潮が見られますが、法事を引き延ばしたから何か悪いことが起きるということはありません。「故人のご命日を忘れることがないようにしなさいよ」という戒めの意味で言われている要素が強いようです。

  • 年忌(法事)の数え方は?

    「四十九日」のあと、「百ヶ日」の法要があり、その後は年忌法要(法事)となります。
    年忌の数え方は、満1年を1周忌とし、それ以降は亡くなられた年を含めての年数計算(亡くなられた年を1とし、丸1年で2とする)となります。年忌法要は、次になります。
    1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、25回忌、33回忌、50回忌となります。
    年忌の取り方が異なる地方もあり、25回忌をとらず、23回忌、27回忌をとる地方もありますが、当院では25回忌としています。

  • 合掌・礼拝・焼香のやり方ってどうするの?

    合掌は両手を胸の前で合わせます。そのとき左右の指を開いたり、組み合わせたりはしません。
    親指以外の指を揃えて合わせ、親指との間にお念珠を紐や房が下になるようにかけ、軽く押さえます。合掌する位置は、高すぎても低すぎてもよくありません。両手の手首が「みぞおち」のあたりがよいでしょう。
    (浄土真宗ではお念珠は、合掌した手にかけるだけで、お念珠を手ですりあわせるようなことは行いません。)
    礼拝は合掌したまま行います。数回「南無阿弥陀仏」と称えてから上体を前に倒して礼を行い、1息半(吸う・吐く・吸う)くらいの長さで元の姿勢に戻るのがよいでしょう。
    お焼香の手順は、①御本尊を仰ぎ見て合掌せずに頭をさげる ②右手の人差し指、中指、親指の3本の指で香をつまみ、そのまま香炉へ2回入れる ③合掌・礼拝する となります。

  • お包みの表書きと水引の色はどれが正解なの?

    お葬式での会葬は、黒白又は銀の水引で、表書きは「御悔」もしくは「御香典」と書きます。「御霊前」とは書きません。
    法事などへのお参りの際は、黒白又は黄白の水引で、表書きは「御仏前」もしくは「御香料」と書くのがよいでしょう。